本書は、著者である辻村さんが 毎日小学生新聞に月一で連載している記事を まとめたものとのこと。 フォローしている方のROOMで見かけて、『あなたの言葉を』というタイトルに惹かれ 『私の言葉って何だろう?』との思いから、読んでみることに…。
一遍4ページほどのエッセイは、小説家になった著者のこれまでの経験を織り交ぜながら、これから大人に成長して行く読者へのアドバイスであったり、読書の勧めであったり。 想定される読者層からは大きくかけ離れているものの、辻村さんの 落ち着いていて優しい語り(言葉)は、昔々 子供だった私の心にも沁みてきます。 一言では言い表せないモヤモヤイライラ絡まった気持ちも、丁寧に紐解いて 自分の気持ちにシックリと馴染む言葉で書き出してみると、心の中もスッキリ整理されて、その先に進む道も見えてくるかも…。 一方、国会中継の答えになっていない答弁を聞いていて、それは『あなたの言葉』ではないでしょ、と ふと思ったり。 読後の感想は人それぞれでしょうが、魂のこもった言葉を発せられるような人でありたい、と思いました。