完全版になって、ページ数は大幅に増えずとも、表現は格段に深く理解させてくれます。
より2人の世界、一也くんの世界を覗かせてくれる……やっぱり、好きな本です。
恋愛部分は特に(あんなに素敵な相手では無くとも)共感がすごい……人を好きになる。恋する。愛する、特別になる。無知に無邪気のまま裏切って……後悔する。誰もが幸せの記憶を再生したり身につまされたり、思うのではないかな。日々経験を重ねると、無邪気さを忘れますが、人を想うというのは貴い感情であることを再確認できます。
それ意外の感情は要らないくらいです。恋愛だけで無く、超えて『誰かを想うということ』、大切にできる気がしました。そこから、知らない相手にも、動物にも自然にも、そして地球にも。
読む人のスケールによって引き出されるものが違いそうだけど、行き着く先はきっと一緒です。なるほど、聖書な訳だなぁって思いました。自分は何を思うのか?
わくわくしながら、読んで欲しい本です。