週刊文春に連載中の時名は続けてすべて読んでいたわけではないので、今回は加筆もあるので購入しました。
島崎氏の著書は以前「安井かずみがいた時代」を購読したこともあり、生き生きと今回のジュリーも描かれているように思います、ご本人への直接のインタビューが無い事で、過去の書籍、発言、いろいろな人から見た視点からジュリーを描く手法ですので多彩な視点で虚像としてのジュリー、沢田研二さんが表現されていると思います。すべてが事実に近い物であってもそれらをいくら集めても、ジュリー、沢田研二さんを描けているかと言えば、決してそうではないと思いますが、抽象画に近い静物画と人物画をミックスしたようなものだと思います。読んでいて懐かしく、自分の子供時代タイガースのファンだったころ、ジュリーがソロになったころなど自分の生きた時代を振り返りつつ、面白くまた楽しく読んでいます。ちょっと字小さく老眼の目にはつらいですが、読みやすいのでい一気に読むと読めてしまうので、なるべくゆっくり読もうと努力しています。