子供時代、家庭では電気は電灯ぐらいしか使わなかった時代は確かに電気代はわずかだったなあ。と思いを馳せました。便利で快適な生活を送れるように色々開発されては来たけれど、自分には今どれが必要なのか考えさせられました。

一言でまとめると、「小さな生活をしているがお金で解決している。」です。お風呂は銭湯に、揚げ物は肉屋さんで買う、中華料理は中華屋さんでと、今までは自分でやっていた風呂掃除や調理器具をたくさん使うのをやめた代わりに外でお金を払って生活をするようにした話です。これは、まだ現役で働いていて、いざとなったらお金で解決できる方だからできることです。捨ててしまってもまた買おうと思えば買える経済力があるからです。捨ててしまったらもう二度と手に入らないものやお金がなくて買えない場合は安易に物を減らすことは難しいです。

終活に向けて、何が必要なのかを教えてくれます。私の周りには不必要なものがひしめいていました。

モノを減らして家事も簡単に！ご飯、汁、漬け物という献立で良いのですよね。確かにいろんなメニューを作らないといけないと頑張りすぎていました。これも洗脳されていたのか？洗濯機を手放すまではできないですけど、これから確実に歳をとっていくので今この本を読めて、心がとてもラクになりました。働いても働いてもお金が貯まらない、家事が多すぎて逃げ出したい、そんな方はふーっと息を吐いて稲垣さんの本を読んでみてください。

タイトルに惹かれて購入しました。 読み始めは、え？っとびっくりするような物の無い生活をしてみなはれ。とゆう無理難題を押し付けてくるじゃん。と思って読み始めましたが、先に進めば進むほど、家事の根本的な大切さを通して、家族の在り方や、子どもたちに伝えていく事の大切さ、自分は人に流されずどう生きていくのか。を考えさせられる一冊でした。読んだ後に家の中を整えたり、娘に家事を任せてみたりしました。動かされる一冊です。

なんでしょう！肩の力がすっと全て抜けて、とても楽な気持ちになりました。読めばわかります。笑 ますます稲垣さんのファンになりました。

妻のリクエストで注文。共感できる部分が多く、すぐに読み終えていました。 同じ作者の次の本も探し中です。