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  • star-ratingstar-ratingstar-ratingstar-ratingstar-rating5
    2023/06/03
    jpwkjさん
    男性
    50代
    要は「ロシア・ウクライナ戦争」を巡って著者が発信した各種コメントに補足したモノを纏めたという1冊である。見開き2ページで、発信したコメントと関係事項の補足のような内容が纏められたモノが111件収録されている。短い文章を折り重ねている構成なので、「少しの隙間の時間」にドンドン読み進められる感じである。 「ロシア・ウクライナ戦争」を巡っては、実に様々な事柄が伝えられている。戦禍が拡がってしまうに至った過去経過、最近或いは現在の戦禍の中での出来事、政治や経済、ウクライナの国内事情、ニュースに名前が出た人物達のこと、習俗や慣例のようなこと、“情報”を巡る検証的なこと等々である。これらに関して、専門家としてウクライナの事柄を研究し、彼の地の様々な人達と接して来た、同時に現在も向き合っている著者が、一部に個人的な想い出に纏わる事柄も交えながら「細かすぎる」という感じで綴っているのが本書だ。 やや勝手な命名だが「ポストソ連」とでもいうような、“ソ連”が「連邦構成共和国が12の独立国家へ」ということになってからの20年間程度の期間は、その少し前までの時期ということになろうが、何か「第2次大戦後の40年間程度の変化」のようなモノが「倍速の早回し」で進んだようにも見える。1980年代半ば以降に、それ以前の色々な事柄が更に加速して変化したように思えるが、それと半ば重なりながら、“ソ連”であった国々も更に加速的変化を経験しているのだと思う。“ソ連”が内包した不安定さが、一定程度は安定したというような一面も在るのだろうが、独立国家として行った過程の粗雑さのようなモノが、何やらの歪みやひび割れを順次表面化して行ってしまったのかもしれない。 こういう想いも背景に持って「ロシア・ウクライナ戦争」に関する話題に触れているのだが、本書ではそういう中で気になった事柄について「痒い所に手が届く」という程度に解説されている。ウクライナは“戦時”を何とかしようとしているのだが、同時に「国内の諸問題」ということで、所謂「汚職」というような深刻なモノも含めた課題への取組にも懸命である。 「ロシア・ウクライナ戦争」に関しては、ハッキリ言って「余りにも色々なことが在る」というような感ではあるが、本書のような「小分量を話題を折り重ねたモノ」は、状況を少しなりとも知る上で非常に有益であると思う。
    注文日:2023/05/23
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