よかった。まだ終わりでなくて。原作ファンとして、じっくり描いてくださることが何より嬉しいです。
バカ・・・もとい、ゲームのヒロインが極彩色のお花畑に浸かっているうちに、アレクサンドラは次々と手を打っていきます。それはもう、鮮やかな手並み。
断罪の場に余計な連中は必要ない。一人一人、始末していきます。手段を選ばず・・・実にお見事。
それにしても、「どきエデ」でしたっけ。元のゲーム。どこのどいつが開発したのか謎ですが、頭と精神を疑う。攻略対象者にまともな奴がいますか?バカか悪党か変質者か・・・一体どんな乙女ゲームなのやら。
一見まともな王弟だって、何が「お前を傷つけたくない」ですか。十分にボロボロに傷つけておいて、どの面下げてほざいているのか。心の傷はどうでもいいと?
ゆえに、アレクサンドラのやり方が読者に支持されるのでしょうけれどね。だって、特に酷い目に遭わせているわけではなく、あくまで自業自得で破滅するとかちょっと引っこんでいるだけですし。
さて、残りは五時間。王太子のくせに貞操観念のかけらもないクズがどう堕ちるか、次巻も楽しみにしています。