筆者のタロットリーディング、Healingを受けたことがあるので、発売を楽しみにしていました。
これは、いわゆる今どきのスピ本ではありません。
つまり、優しい言葉を並べ立てながら、自分だけがハッピーであればいい、と我儘な自己主張を隠してはいません。
どう考えても欲にまみれきった思考の羅列を、スピという言葉で誤魔化しているような事もありません。
題名だけが全てで、読んでも中身スカスカ、という事もありません。
とても不思議な、でも遺伝子レベルの記憶を呼び起こされるような、深い共感が得られます。
対談は真面目に展開されますが、筆者の特徴であるちょっとコミカルな、しかし優しい雰囲気もきちんと伝わってきます。
心が迷子になった時、悲しいとき、嬉しい時、何度も繰り返し読みたい本。おすすめします。