居眠り磐音こと坂崎磐音の嫡男・空也は16歳でひとり武者修行に旅立ち、今は20歳。試練の十番勝負を経て空也はいかに成長するのか。今回はその六番勝負。
*
武者修行中の嫡子・空也の身を案じる江戸の坂崎磐音のもとに、長崎会所の高木麻衣から文が届く。酒匂太郎兵衛との勝負の末、瀕死の重傷を負った空也は、出島で異人外科医の手当てを受けたものの、意識が回復しないという。懸命の介護を続ける麻衣のもとを高麗の剣術家が訪れ、二日間、空也とふたりだけにしてほしいと願い出る。
*
五番勝負で空也十番勝負シリーズが終了、とても残念でしたが、3年ぶりにシリーズが復活、さっそく購入しました。
空也も著者・佐伯さんも慣らし運転といったところでしょうか、軽い内容・展開でした。今後に期待!
-----
■本書の基本情報
・筆者:佐伯泰英(サエキ ヤスヒデ)
・略歴:1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。'99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る。
・出版:文藝春秋
・発売:2022年1月
・ページ数:351p
■これまでに購読した佐伯泰英の著書
・「異風者」
・「密命」(全26巻)
・「夏目影二郎始末旅」…第14巻で読み止め
・「古着屋総兵衛影始末」(全11巻)
・「吉原裏同心」…第16巻で読み止め
・「居眠り磐音江戸草双紙」(全51巻)、「居眠り磐音江戸草双紙 読本」
・「空也十番勝負 青春篇」(全6巻)
・「酔いどれ小藤次留書」(全20巻)
・「新・酔いどれ小藤次」…第20巻まで
-----
◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%