ローニャと獣人達を見ている分には安定した面白さで構わないのですが…。
正直、Web連載時から更新するたびに顔を顰めてしまうほど不愉快なシーンが多いんですよね、この巻。
そう、あの愚か者…シュナイダーがそれなりに出てきます。
連載時のコメントで「王子」と表現している方が多かったのですが、王弟の息子というだけで王子の称号は持っていませんよね、こいつ。日本でも「親王」「内親王」は宣旨があってはじめて…というのと同じと思いますが。
とにかく、出てくるたびにしつこいの何の…この先はもっとひどくなりますが、おのれを顧みること一つできないバカですからね。それに、相手もおかしい。王妃の姪に対して不遜極まりない態度。自分を何様と思っているのでしょう。
小説といえど、原作を読んでいる時から不思議でした。ローニャの清らかさや優しさを誇張するためとしても、ちょっとね。
そんなローニャの許に招かれざる客や懐かしい客が訪れます。まったりのんびり暮らしたいと願う彼女はこれからどうなるのか。次巻も楽しみにしています。