生まれも育ちも北海道のうえ、野鳥がいるとつい目で追うタイプですが、今まで一度もシマエナガを見た事がありません。実際に見て見たいと思う反面、動きが俊敏だったり安易に人目につくような所で悠長にくつろがない事がこの個体が生きていく術なのだろうと思うと、プロが撮影した写真集やカレンダー等で、愛らしい姿を堪能するのが一番だと思ったりしています。
この一冊には大変満足しています。
どの月のシマエナガも、とにかく可愛い。ハズレが全くない。正解しかない。
付録のしおりやメッセージカードも実用的なデザインだと思いますが、シマエナガが可愛すぎて実際にはたぶん使えない(褒め言葉です)
カレンダー自体も見やすく且つ使いやすいデザインなのも嬉しかったです。
ただ、一つだけ気になった点は「シマエナガを撮影するコツは?」という内容のコラムがあったこと。需要がある事は理解できますし、そこに書かれていた内容自体にはそこまで問題視するつもりはないのですが、素人がむやみに野生動物を撮影しようと行動したり、それを駆り立てるような事に繋がるようなものには、やはり少なからず抵抗感を覚えます。
「被写体に対する知識を持った上で、慎重に且つあらゆる面に配慮しながら撮影を行っております。むやみに野生動物に近づいたり、安易に野生動物のテリトリーに近づくのは慎んでくださいますようお願い申し上げます」という内容の言葉を一緒に載せて欲しかったです。
北海道に住む1人のシマエナガのファンとして、どうしてもその点だけは気になりました