ネタバレを含みますので、閲覧注意(;^_^A
131巻は、全巻までがメキシコ編で、一歩が引退してから久しぶりに内容が読みずらい血沸き肉躍るような展開が続いていただけに、その反動が悪い意味で生じてしまった内容となってしまった。
何と丸々1巻分が伏線回及びギャグ回といっても良い内容で、試合が一切ない。(この辺りはフルコンプで一歩を追いかけている読者層にはおなじみの展開であるかもしれないが、、、。)
確かにキース・ドラゴン戦の焦点は、運要素といったものがあるだけに、表現する方は難しい部分は多々あるんだろうが、約2話分を費やして八木さんに麻雀をやらせる必要がどこまであったか不可解。
尤も、そのおかげで、この段階で次回鷹村戦でのドラゴンが、矯正型の右利き(元々は左利き)ないしは両利きだと判明したのであるが、一歩引退時からあまりにも迂回ルートが長かったためか、仮にメインキャラの試合が一切合切ないのであればもう少しこれまでの伏線を回収する流れがあっても良かった気がする。
例えば、前巻の話にはなるが、折角リカルド・マルチネスの本格的な試合があったのにもかかわらず(伊達戦以来実に10年以上とかいうスパンwww)、長年不明であった何故彼が他階級ないしは他団体制覇をしないのか?であったり、本巻ではなぜ鷹村がこれまでのキャリアの中、試合会場が日本限定だったのか等、相変わらず疑問は投げかけられるのに真相は闇の中、、、 付随して本巻では、鷹村の生態(?)つまりは、元々は超裕福な家の次男であることに加えて、世界戦レベルの試合をこれまで何度もしてきた割りには生活水準が全く変化しない等の疑問等を読者の代わりに一歩が代弁してくれるものの、現時点ではやはり真相は不明。
試合が無ければせめて上記で挙げたような謎が一つでも判明すれば、それだけでも価値のある巻あったとは思うのだが、肩透かし感が半端なかった。
星は判官贔屓もあり、3つとしておいたが、ファンで無ければ面白味のかけらがほとんどないので1や2が平気で出てきてもおかしくはない内容。
現状、マガジン本誌でも追いかけて読んではいるが、ある程度は仕方ないにしてもこれ以上迂回ルートのような展開をだらだらと続けてほしくないというのが正直なところ。