最初は主人公、ヘンリー君が弱すぎて本当に何もできません。雑魚と素手で殴りあっても負けますし、最初にスカリッツの街から逃げ出すだけでも苦労します。
最初のイントロ部分の父から頼まれるお使いクエストの面倒くささと、画面のもっさりした動き(ちょっと気持ち悪い感じ)、自分のあまりの弱さに最初は全然面白くありません。
しかし、ラッタイという街にたどり着くと、戦闘訓練をしてくれる教官と出会えます。戦闘はこれまたなかなか難しいのですが、それでもスキルレベルが上がれば自然と強くなれます。1対1ならまず負けないところまで成長できます。とはいえ、武装も乏しい農民にでさえ、5人ぐらいに囲まれるとあっという間に死にますけど。
そのほか、錬金やスリ、鍵開けなどスキルを上げないといけないのですが、上げるのはかなり面倒です。最近の作業を自動化してくれているゲームに慣れきっていた自分に気づきます。こうした「作業」が嫌いな人は続かないかもしれません。お金でスキルを教えてくれたり、本で伸ばしたりと少しは補助がありますが、基本はコツコツあげなければなりません。これは結構面倒ですが、レベル10ぐらいになると色々できるようになって楽しくなってきますし、15もあれば上げる必要はあまりなくなります。
また、集団戦闘などメインストーリーが楽しいのですが、残念なことにメインストーリーが中途半端に終わります。これはとても残念でした。次回作に繋がるのかもしれませんが、次回作でないかもしれないし・・。
総じて、じっくり取り組めば面白さがわかってくる、スルメゲーです。最近の便利でなんでも自動化されているゲームに慣れていると、最初はメンドクセーってなりますが、じわじわ楽しくなってくるゲームです。