女帝の新たなエリート教育校化vs桜木の龍山中学新設構想。世界規模の企業が育たず、日本が国際競争で後塵を拝しているのはなぜか?、日本企業がリスクをとらずベンチャーに思い切った投資をしないからで、それを財界は教育のせいにする、教育と経済は全く別物、教育の本当の目的はできない子供をなくすこと、国民全体のレベルが高い国ほど強い、格差社会を是正し、教育の機会均等を実現させることが重要、というのが桜木の持論で、女帝と真っ向から対立します。夏休みを過ごす、早瀬さんと天野くんに続き、最後は改革プロジェクトの説明で、桜木が改正の目的は生徒たちに本当の「生きる力」を身につけさせることであり、それは「金を稼ぐこと」と「メシを食うこと」であると説きます。巻末は『桜木流「詰め込み」学習は絶対に必要だ!』という批評家、千葉雅也氏へのインタビュー記事です。