今、世の中は空前の鬼滅ブーム。
某会社は鬼滅ラベルにしただけで売上が20億増えた。
名義貸しだけでお金になる。完全なる社会現象。
そんな作品の原作が、この巻をもって完結する。
ちゃんと、ちゃんと完結する。
何が嬉しかったかって、ちゃんとラスボスを倒して完結したこと。
言い方を変えよう。
無惨を倒した後、新展開を発生させず、ちゃんと綺麗に終わらせたこと。
これが、本作品の評価を揺るぎないものにさせた。
集英社あるある、ジャンプ漫画あるある、新展開間延び商法。
売れてしまったがゆえの、漫画家が望みもしない新展開。
新展開を繰り返し、だんだんと面白さが薄れていく。
さながら、カルピスを薄めていくが如く。
ジャンプ本誌掲載中でもぶっちぎりで人気だった本作。
アニメで一気に火が付いた本作。
当然、引き延ばそうとしたはず。
そんな状態の中、人気絶頂にもかかわらずちゃんと完結させた編集者に御礼を言いたい。
あなたのお陰で、鬼滅の刃は歴史に名を残す傑作になったよ。