読み終えてから自分の身の回りで起きている出来事と今回書かれている知見がリンクしてしまったり自分の中で物の見え方が変化しているような感じがしていました。
私がこの多くの知見の中で一番大切にしたいと思ったのは3「最も痛々しい知見が、それでも一番美しい」でした。「好きな場所で、好きなことを、好きなだけしている、そんなあなたを好きになってくれる人をまず一番大切にしたらよろしい。」この冒頭の一文で私の中の凝り固まっていた物が溶けた気がしました。こんな当たり前がいつの間にか一番難しいことのように感じている今この一文が最も私の心を苦しくし、また包み込んでくれるような不思議な気持ちになりました。
第三者に好かれようという自分というのはどこか自らの価値を下げているように思いました。自分という存在をまず大切にすることこそが自分のためになると感じるようになりました。Fさんの文章の本当の意味と異なっている部分があるのかもしれませんが、とても救われている今を過ごしています。
と言いつつも、悩みは同じようなことであり変わりたいけど変われない部分はたくさんあります。そういう時思い悩んだらまたこの本を読み返してもっと苦しんでみようと思います。