「指環」2作目のヴァルキューレは戦いの女神ブリュンヒルテを中心にした物語であり、ワーグナーの完璧な技法で情熱と純粋(透明感)さを調和させた感動的な愛情表現や巧妙なライトモチーフなど独創的で気品のある「楽劇」です。完成度が高く、親しみ(聴き)やすい旋律が多いですから、4部作の中で最も人気があります。
独自的な演奏スタイルのレヴァイン指揮は、響きが良く活力あるサウンドと正確なアンサンブルか魅力的です。
長時間視聴する作品ですが、ワーグナーの代表格となる総合舞台芸術(楽劇)ですし、歌手陣も一流で素晴らしいですから、クライマックスの〈魔の炎の音楽〉(当盤ジャケット写真:ヴォータンとブリュンヒルデ)まで堪能してみて下さい。
※2面3層(片面2層+片面1層の2枚)DVD、特典映像なし、解説(あらすじ)付。
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