久しぶりの西遊妖猿伝の新刊は西域篇、 火焔山の章の第1巻です。 新たなキャラクター盛沢山。 謎の大男、牛魔王との物語のスタートです。

諸星先生の作品は引き込まれる面白さがあります。新刊が出るたび購入・・

到着した高昌国には複雑な派閥争いがあります。 かつて親隋派と親鉄勒派の争いがあり、 隋滅亡後の現在は、親唐派と親突厥派の争いが続いています。 なんと、隋の皇帝の血を引く母子まで登場！ 牛魔王も現れ、ますます目が離せない展開に。 193ページにて、白話と書いておはなしと読み仮名がふっています。 検索してみると、白話とは唐代に生まれた中国の書き言葉だそうです。 諸星先生の博識に驚かされます。

待ちくたびれた西遊妖猿伝がやっと出ました。新しく火焔山の章が始まりましたが、世界観は以前と同じで、ワクワクしながら楽しめました。特にトルファンの火焔山や高昌城は数年前に観光で訪れた場所なので、懐かしく思い出しながら読みました。次巻はもう少し早く出してもらえる事を希望します。

西遊妖猿伝をコンプリートしたい。生きているうちに読み終えることができるやら