この9巻は心が緊張して氷りそう。
島津君と黒木先生の過去の生徒の話。
どちらも教育虐待をしてしまう家庭。
周りにいない訳では無かったので、身につまされる気持ちで読みました。
母親の狂気!はギャグみたいに何度もドラマのCMでも流れていましたが、改めて恐ろしい。
そこに介入出来ない、子供を救ってあげれないもどかしさはまさに教育だけじゃなく、虐待家庭の問題の大きな壁なんだろう。
桂先生の方が黒木先生より強っ!!
受験に関わる全ての人が、いろんな目線で価値観で子供に対峙していく様は、どれも単純では無いなと、ほんとに考えさせられる巻。
あと、島津君の挑戦したいというレベルの高い純粋な学問への意欲に感動させられる。