「犯人は二人」は『シャーロック・ホームズの帰還』に収録されておりミルヴァートンはモリアーティ教授なき後の強敵。11巻レビューで予測していた通り本編でとうとう顔を合わせたモリアーティとシャーロック、シャーロックは「すべてがお前の思う通りになんていかせねえ」と宣言しているので、ラストがウィリアムの望んだ通りになるかは不明。ジョンの結婚についてのシャーロックのコメントや二人の対決時の台詞を見ていると「ああこれって少年漫画だったんだなぁ」とつくづく。ジョンが少年漫画にありがちな熱血感動屋になっているのが笑える。