籬翔太はアルバイト先で出会った恋人・栗山綾香と、些細なことで喧嘩をし、バイト仲間と居酒屋で飲んだ後帰宅。そこに恋人から「今すぐ会いたい」というメールが入る。飲酒していたが、雨の中、翔太は綾香に会うために車で出かけ、81歳の女性をひき逃げで殺してしまう。懲役刑に服し、出所した翔太はアパートで独り暮らし。両親は離婚し、母と妹は熊本の母の実家に戻っていた。被害者の夫・法輪二三久は、加害者の翔太と直接会い、あることを告げるため、翔太と同じアパートに暮らし始める。認知症の法輪が病院で翔太に告げた事実とは。
罪を背負って生き続けることの意味を問う力作。
綾香が翔太のアパートに来て、法輪と会って話すことを勧めた時、子供を連れていた場面が少しわかりにくかった。あらかじめ子供を中に入れておいたのだろうが・・・。