車の中に置いており、病院の待ち時間に読んでいまいた。途中から家で一気に読まされました。色々考えさせられました。今日本で起きている家庭内の問題はほとんど入っています。少し入れすぎという感じもしましたが、本屋大賞と言うのも分かりました。主人公のキナコが母親に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年の過去を探しに行って「幸せそうな家族写真」を見つけたくだりでは涙が出ました。理不尽な事が多いと思いましたが、「キナコ」と「ムシ」と言う少年出会の必然性を語る上では必要でした。二人が出会てからの化学変化が良く書かれていました。今いじめで旭川中2凍死事件等色々な事が表面化している事を考えると、小説の中だけで起こる事じゃないと思いました。