やはり、報道されている事実と、真実は異なるということを実感しました。
優里さんは、優愛ちゃんのことを心から愛していた。
愛していたのにどうしてこんなことになったのか。
この事件は、何度も2人を保護できるチャンスはあったのに、無知からくる行政の失態と言えるかもしれないと感じました。
児相における児童福祉司の対応ケースは、市町村の生活保護ケースと同じく年々増えています。
わたしが児相で実習した際は、管轄範囲が広過ぎて、1つのケースへの対応のための移動だけで半日~1日かかりました。これでは丁寧な関わりが足りないと学生ながら感じたものです。
現在では虐待事件の増加により児童福祉司を増やしているとはいえ、足りないと思います。
それから、全国ルールに従わず、引っ越し前に保護措置を解除していたことは本当に悲しいことです…
人の命が亡くなっていること、精神科医の診断書からも、夫の精神的DVによる支配から正常な判断ができなくなることが証明されています。
この本には在りし日の優愛ちゃんと、優里さんのツーショットが、何枚かカラー写真で載っています。
優里さんは、本当に優愛ちゃんのことが大好きで大切にしていることがよくわかります。
そして、若いのに本当によく頑張っていた。
頑張り過ぎていたかもしれない…
報道だけではわからないこと、
それから、私たちが何をしなければならないのか。
やはりわたしは、お母さんの学びや気づきの場をもっと増やしていく必要があると思っています。