猫猫の「玉葉さまの敵になりたくありません」という発言により、壬氏は大胆な行動に出てしまい、皇帝は激昂し悲しむ。
皇帝の悲しみを見た猫猫は、壬氏が皇弟ではなく、皇帝と阿多の皇太子であることを確信する。
一方で、すべてを救おうとして、自分の身を削っていく壬氏の政治に対して、やはり医師として、すべてを救おうとして貧乏くじを引き、心も身体もぼろぼろに擦り切れてしまった養父・羅門が、猫猫には重なって見えていた。
故に、感情の薄い猫猫もいらつきを抑えられず、壬氏を壁ドンして言う。
「あなたの迷いは国の迷い。一時の迷いが数万の民を殺すこともありましょう。どうせ後悔するのです。躊躇わずまっすぐ道を選んでください。」