焦点が当たっているのがリジーア達だからというのはわかりますが、この物語の王子…かなりの阿呆です。
人の言葉を鵜呑みにして判断し、反省してからも…本当の意味で理解できない人物。為政者として失格なのは当然です。ライラの幸せを祈りたくなるほど。
弾劾の場は、とにかく往生際の悪いボケがいるので腹立たしくなりますが、叩き潰されるのでご心配なく。リジーアが王子へ啖呵を切るシーン…いいですね。自分が女性全てから好ましく思われていると勘違いしていたのだとしたら、いい気味だと言いたくなる。
そして、予想不可能なラストへ。
このまま終わっても綺麗におさまると思ったのですが、物語はまだ続きます。次巻も楽しみにしています。