実際に被災地に赴き、時間をかけて被災者や様々な方々から状況や情報を得て、さらに国や自治体の対応も詳しく調べた事柄を多くの実例とともに書かれた大変価値ある本だと思います。 災害は起こる場所や種類、季節などで一つとして同じケースはありません。だからこそ、この本のように、長年の多くの災害の多くのケースを掲載し、比較することで、次の災害で少しでも被災者に寄り添い、少しでも適切な対応を考えることのできる基本的な情報を与えてくれると思います。 是非多くの方に読んでいただきたいです。支援する側の人も、いずれ被害者になる可能性のある私たちも含めどの立場の人にも価値のある本だと思います。