私はスポーツ整形外科に勤務している理学療法士です。この本は、スポーツ傷害に関するリハビリテーションについて、部位別や競技別に分けて解説されており、臨床家が”まとめて欲しい”と思っている部分が綺麗にまとまっている本でした。部位別の疾患各論では発生メカニズム、主訴、検査方法などがわかりやすく記載され、実際のリハビリテーション介入方法まで写真付きで載っています。競技別の項目では、競技特異的な動作のバイオメカニクス、必要な機能や多く発生する傷害、復帰に向けたトレーニング方法などが載っています。
理学療法士ではなくても、スポーツ選手に関わる全ての人が一度は読んだ方が良いと思えるオススメの書籍です。私もこの本から学んだことを日々の臨床に活かしていきたいです。