「自分のことは話すな」というタイトルにどきっとした。内容はタイトルから連想される、単に人に話を譲ることでもなく、また傾聴姿勢だけで会話にのぞむことでもなかった。
自分はある程度、聞き上手なほうだなどと自信がある人にとっては、なおさらどきっとするかもしれない。本にも書いてあるが、この本は、本当に大切にしたい相手と自分の目標や目的をイメージしながら読んでこそ、本の威力を吸収できる。会話の中で想像力と行動力を駆使しながら会話をする価値があることを再実感させられた。実際、本に書かれていることは、具体的で挑戦しやすい。人間関係やキャリアについて深く考えている人には、とてもしっくりくるはずだし、プライベートでも、会話に自信が持てない人に勇気と行動力を与えてくれる一冊。