1巻からのお付き合いで、初見は訳が分からず「何が面白いのだ」と感じましたが、つられて2巻以降も買い続け、ようやく世界観を理解し、あくまで作者の思想。ダークなファンタジーである。そう思います。この巻に来て、いよいよ混沌、前の分から読み返さないと繋がらないなあ、難しいと感じます。終わりが見えて来たようですが、兄弟げんかの末に、暴走を食い止めるべく兵長がとどめを刺す、この展開だけは避けて欲しい。めちゃくちゃになりそうで、危惧しております。登場人物が多すぎて、誰が何の役目か、アルミンと某人の見わけもつかないです。このあたりで脱落された方が多そうな気がします。でも、ラストまでお付き合いします。きっと予想は覆る。残酷なものが用意されているはず。恐ろしいです。化け物みたいな作品になりました。前の巻でハンジさんが「もう疲れた」作者さんの気持ちのような気がします。