ネットの広告で見かけて気になったので購入。
夏だし怖い話でも読んでみようと思ったのですが、、、読みながら鳥肌が立ってました。
ある日、主人公の男性のもとに送られてきた差出人不明の包みの中には日記。そこにはかつて別れてから亡くなった元カノが日々を綴っていました。主人公と別れてから書き始めたその日記はしかし、タイムリミットのある日記です。なぜなら元カノ自身が亡くなる日付までしか書かれていないのだから。読み手は主人公と一緒にその日記を読んでいく事になります。着実に現在へ近づいてくる日記。しかし決して現在へは届かない日記。狂気を増していく日記はやがて…
といった感じです。この作品に出てくる日記は躁鬱の激しい感じで表現されていて、そこがまた怖かったです。
最後のページを開いて最後の行を読んだとき背筋が凍りつき数秒固まってしまいました笑
よくあるキャッチコピーですが、「震える指で、それでもあなたはページをめくる」がふさわしいですね。