ジャック・ライアンシリーズの1作目ですが、どちらかと言うと敵側のショーン・コネリーに焦点が当たっているような気がします。潜水艦映画には良作が多い気がするのは、限られた空間の中で物語が展開される状況だからでしょうか。終始、緊迫感があります。CG技術が出始めな頃なので、特撮的には今見るとチープかもしれませんが、その分、ドラマ部分でしっかりとしています。
特典はシンプルで、HD画質の予告編(とはいえ修復されていないようで、フィルム傷が多く、本編との画質の差があります)、今は当たり前にメイキングが撮影されることが多いですが、この頃としては貴重なものだと思います。監督の音声解説では、観客をかなり意識して撮影していたことや、反省点が多い事が述べられ、当時の苦労が伝わってきます。