営利企業の場合、評価はいくら儲けたか、そして、利益率のようにかなり確立した方法がある。ところが、非営利組織(政府、学校、財団他)でも説明責任のために評価が国内外で行なわれるようになったが、評価を行なうコストや評価の活用方法が極めてずさんで、本末転倒になっている事例、理由が良くわかる本です。どきっとしたのが、かつて、ソ連の共産主義が崩壊したのは、計画生産の非効率性でした。現在、非営利の組織で大々的に行なわれている、いわゆる評価測定というものと大差がないということでした。是非、非営利の関係者の皆さんに一読して頂きたい良書です。