落語には無知でしたが、放送時食い入る様に見ていました。一見氷と炎のような八雲と助六も、其々持つ者持たざる者の側面があり、そこに加えてみよ吉が八雲(お菊)の演ろうとする品川心中の芸者姿に重なります。3人それぞれが問題を抱え苦しみ、慰め、必死に生きるのが丁寧に描かれていて毎話涙でした。戦前~戦後の落語の背景、こんな事があったんですね。
とにかく各人物達がそれぞれ美しく熱量があって色気があって(愛嬌もあって)魅力的です。岡田将生さんの学生姿、着物にカフェ姿にどれも美し過ぎて眼福でした。そしてこのヘアメイクさん、装飾の方は凄いです。髪や肌、そして各所に登場する小物にも愛と美を感じます。あと猫も可愛い。監修された柳家喬太郎さんも登場されています。何度見ても面白いです。
ディスクは5枚組ですが無駄に豪華でないコンパクトなのが場所を取らずGOODでした。