勝負ごとに”たられば”は禁物にも関わらず、考え過ぎるがゆえに精神的な弱さを抱える四回戦ボーイ・僕。作者は一応、プロに取材しているものの、ボクサー心理をここまで描くには、筆力はもとより、かなりのボクシング好きなのかもしれない。文章としては、西村賢太氏、あるいは石原慎太郎氏に似ており、やはり芥川賞のレベルなのだろう。純文学でありながら独りよがりに陥らず、読ませる内容と言っていい。

ポストに投函されていたので、中身を確認、特に問題なし。 内側がエアーキャップなので多少のことで問題なさそうでした。

母曰く 『直木賞の方が芥川賞よりいい』そうです ボクシングは全然しらない母が 『よくわかんないね』と云いながら 一生懸命読んでます