私が何度も読み返している小説は、この「流転の海」シリーズのみです。 何度も読んでいると「あれ？」と思うこともしばしばですが、とにかく読み飽きません。 暴れん坊だった松坂熊吾が年齢と共に丸くなり、その人生の終わりが完結編なのでしょうか・・・。 読むのが楽しみです。【追記】読み終わってしまうのが勿体なくて、チビチビ（？）読んでいたのに、いつも通りの、あまりの面白さに、あっという間に読み終わってしまった・・・。解決されないことや、ケリを付けてもらいたかったことがたくさんありすぎて、まだモヤモヤしています。ノブのこれからも心配（？）だし・・・。また「流転の海」から読み直します。

待ちに待った最終巻。熊吾はどうなるのか？これで終わりだと思うと、勿体無くてなかなか読めず。じっくりと読みたいと思います。

いよいよ最終巻「野の春」、35年間の執筆は素晴らし過ぎて言葉を失います。それに比べ読者としては何の努力せず、楽しませて頂きました。読んできた者としても人生の節々の出来事を思いだすと感慨深い年月でした。最終章、野の春、今届いたばかりです。これから読ませて頂きます。でも、8巻まで読んできたので、満足度の星５間違いなし。

読み終えた。何だか気が抜けたようになってしまった。 熊吾の死の知らせを聞いた電話の向こうでの千代麿の大きな嗚咽・・・ 切なくて現実ではないと思いつつ涙が出た。 熊吾は沢山の人に裏切られたが、その倍以上も周りの人達の結びつきを育んだのだと思う。 最後のお別れに来てくれた面々は本当に熊吾を愛する人達だと思う。 毎回、新刊が出るのを楽しみにしてきたが終わってしまった・・・との喪失感。 今後も一巻から読み直しを続けるのだろうと思う。 宮本輝様、本当に有り難うございました。

義母から頼まれて注文しました 翌日にはすぐ届いたのでよかったです