福田雄一監督の作品と言えば、かっては一部好事家向けのマニアックな作品が多かったのだが、近年は「銀魂」や「斉木楠雄のΨ難」そしてこの作品のように、ソニー、ワーナーといった大資本で作られる作品の監督を任されるまでになり、ある意味大出世である。
物語の骨子となる1日で記憶が消えてしまう(劇中では10秒の者もいる)障害が実際にあるのかどうか分からないが、周りにいる人達は皆良い人で、ヒロイン長澤まさみをサポートし、主人公の山田孝之も一度は彼女との恋をあきらめるが、ラストは嘘のようなハッピーエンドの大団円を迎える。気持ち良く見られるラブストーリーです。