題名のとおり、本書では絶滅した動物とその理由が紹介されています。
ですが、ただ生き物が絶滅した理由を哀愁たっぷりに伝えるだけの本ではありませんでした。
絶滅に関する基礎知識や、絶滅は悲しいことばかりではないということもしっかりと書かれていました。
巻末には別冊として絶滅全史という冊子がついています。
地球が生まれてから現在までの種族の繁栄と絶滅の歴史がざっくりと書いてあります。これが本当に分かりやすいです。
全体として平易な文章と楽しいイラストが多く、大人から小さな子どもまで味わえるようになっています。
この夏休みに家族で読んでみるのも面白いかもしれません。