前作のプロメテウスと興行的には不振になっていますが、
リドリー・スコットの映画ファンの私にとっては、
何回でも見れる面白い映画となっています。
いろんな監督にこねくり回されて、
そのつじつま合わせにも苦労があると思います。
設定など若干消化不足のまま突き進んでいますが、
このコヴェナントはシリーズ関係なく、
単体でもゴシック風SFらしさを取り戻しています。
製造主としてマイケル・ファスペンダー演じる
デヴィッドを中心にして、エイリアンの起源を描く映画なので、
エイリアンそのものは「添え物」的になっていますが、
ラストの胚芽の意味するところの展開、
ファーストエイリアンへのオマージュや、
立ち返りが想像でき、続く最終章が楽しみです。