なんだか沁みる映画でした、私的「ハンバーガー・ヒル」あり「地獄の黙示録」あり「プラトーン」ありの様な感覚で視覚的には戦争映画でよくある背景こげ茶で荒廃した所に生々しい血の赤や火や火炎、煙悶々の重火器水柱が派手にドッカンドッカンや仲間がやられてやりきれないお涙頂戴的な物でもなく白い砂浜から緑が青々茂る丘と水がさらさら流れる小川でのシーンが印象的で柔らかい感触ですがその先の「死」というものに対してはとても考えさせられる作品です。いかにもみたいなジョージクルーニー登場と戦争物には出て欲しくないエイドリアン・ブロディには残念で不満です。映画としてはとても良い物だと思いますが何を伝えたかったのか?必ずしも「ガダルカナル島」での設定ではなくてもよいのではないかとも感じました。「死」というものについて語りたかったのか?「ガダルカナル」での戦闘を描きたかったのか?少しつかみどころが微妙なのは後味残ります。ただガダル~での出来事に関しては勉強不足で興味が沸いたので自分なり色々調べてみようかと思いました。