前世の記憶がある主人公が、聖女候補者として神殿へ招かれ、そこで出会った王太子が前世の恋人だった、というお話です。
主人公も王太子も、すぐに前世の恋人だと気づくので、サクサクと話がすすみます。
ジレジレもいいけどサクサクもいい!と思える、テンポのいいお話でした。
そして聖女になるための選定で、魔力持ちで嫌味な他の候補者たちを、魔力はない、でも最強の力を持つ主人公が勝ち抜いていくのがスカッとしました。
個人的に神官がツボです!
最後の、ある候補者とのやり取りはウルッときました。
後半は王太子が空気ですが(笑)おもしろくて一気読みしました。