ゴールデンラジオで紹介されたのを聴いて購入しました。感動の涙！というほどではないけれど、主人公の青年と周囲の人々との繋がり方や、結果、どう考えてどう生きていくかが興味深く読めました。10年後や20年後のこの青年がどう生きているかを読んでみたいなぁと思いました。

女手一つで育てられた柏木聖輔は、鳥取から上京して法政大学に入ったが、母が突然死。退学しコロッケ屋でバイトせざるを得なくなる。偶然、高校の同級生だった青葉と再会。聖輔は、父と同じ調理人として生きる決心を固める。どうという事のない青春小説だが、平易な文体も相俟ってホロリとさせるのは、東京とはいえ砂町銀座と呼ばれる商店街が舞台となり、人びとの人情が絡むからか。主人公が奥手なのも、もちろん爽やかさを強調している。本屋大賞に選ばれるのも道理。

妻のリクエストにより購入。ほっこりと読める本です。

いい本でした, いっきに読み終えました。

俳優の岡田健史くんが読んでるのと本屋大賞2位との情報で購入しました。 主人公は、早くに家族を亡くすという不幸の中にいます。ハラハラしたり温かい気持ちになったり、じんわりと心にしみるお話でした。 買って良かったです。

じんわりと心が癒される作品でした。主人公が架空の人物でも、主人公が 自分の近くに住んでいるような気分が続いています。他の本には なかなかない 珍しい暖かな読後感です。