あまり知られていないようですが、効率よく基礎固めとセンター試験の対策ができるのが本書です。
3月末から販売されていますが、どこのネットショッピングでも「取り寄せ品」になっているようです。
問題はセンター試験から選別されています。
前年までの問題集と比べてみると、同じ問題もありますが、たとえば17年本試など近年の問題も扱っており、傾向に合わせて収録されている問題も変わっています。
基本問題142題、実践問題100題とそれほど多くありません。
基本問題は、教科書でも章末や節末で出題されているような、重要で典型的な問題が中心です。
実践問題は、過去のセンター試験の出題パターンを収集して、応用力の付く問題が中心です。
目安時間やレベルも記載されているので、自分の学力を把握することも可能です。
「本書の利用法」では、1問5~10分を目安に、基本問題を1日10題ずつで2週間、実践問題を1日5題ずつ20日間するように提案しているようです。
センター試験の傾向についても記載されているので、求められているレベルを知ることができます。
また、公式集もあり、知識を確認できます。
さらに、総仕上げ問題も付いているので、本番を想定した練習もできます。
数2Bの授業が終わったら、すぐに取り組んで周回したいところです。
分野ごとに収録されているので、得意または苦手な分野から始めることができます。
また、「関数系、図形系」というように1A、2Bによらず横断的に演習する取り組み方もできます。
3年生の1学期から始めれば、かなり周回できます。
本番までに5周くらいこなしたいところです。
あとは過去問を使って、60分以内で解く練習をすれば、センター試験対策用の問題集はこれ1冊で充分かと思います。