約15時間程度のプレイでの感想です。
以下ネタバレ含みません。
ストーリーは正直ありきたりだが、グラフィックや複数の主人公視点で描かれる描写は、映画以上のボリュームと没入感を得られ、分岐に関してもサウンドノベルに負けず劣らずの分岐が用意されており、コンプリートしようと思えばそこそこ長く遊べるかと思います。
また、今作で個人的に高く評価しているのは時代背景を補足する資料や街並みづくりに並々ならぬ苦労が垣間見える事と、各キャラクターを操作し体感し、感情移入することは、やはり映画だけでは味わえないゲーム独自の面白さを体験出来るかと思います。
しかし、ここから以下残念な点
・QTEが操作の大半を占める為、ムービーに集中しづらい
・仕様上スキップがほとんどできず、またやり直しもスムーズに出来ない
・分岐の途中からやり直したい場合やチャプター選択で飛ばした場合のシチュエーションが反映されてないことがある
また、個人的にこの手のゲームは「ストーリーが気になって購入する」ケースが殆どで、はっきり言って未消化なケースやバッドエンドに対し興味がそれほど無く、1週目は善意的、2週目は悪意的、そして3週目にベストを目指すやり方をして終わるプレイスタイルしかしません。
そうなると分岐が大して役に立たず作業にしか感じない部分も多くあり、実際些細な差で終わってしまう分岐もある為、人によってはたかだか数時間のプレイの為にフルプライスのお金を出せるか?といった微妙な所もあります。
人によって評価が極端に分かれそうなゲームですが、
個人的にはストーリーに関して疑問が残った事と、ストーリーとグラフィック以外でこのゲームの魅力があるとも言えませんのでこの評価。
いい加減海外ゲーの人種縛りは面倒だな、と感じた作品