親しみやすい曲で有名なボカロP、40mP。
彼がボーカロイドと出会って、40mPになっていく姿を描いたコミックエッセイです。
40mPのMVや小説の絵を描いているたまさんが漫画を担当しています。
かわいらしい絵で大変読みやすかったです。
一方で内容も興味深かったです。
楽曲投稿を始めたばかりの戸惑いや仕事との両立、有名ボカロPと会って気後れしてしまう所など、下積み時代とも言える「カッコ悪い時期」を堂々と描いているのが良かったです。
また、某有名曲とサビがそっくりになってしまったパクリ疑惑にも触れているのも立派だと思います。
勝ち組Pのサクセスストーリーではなく、成功者こそ泥臭い努力をし続けているということを赤裸々に語っているのが好感を持ちました。