ティール組織とは、階層を持たず(従って上司や部下などおらず)、チームや構成員の仕事のことはチームや構成員自身が決め(上司や上層部で無く)、チーム内外で切磋琢磨するが競争はしない、といった新しい構造を持つ組織のこと。
本では上記「自主経営(セルフマネジメント)」のことだけではなく、ティール組織を成り立たせる要素としてあと2つ「全体性(ホールネス)」と「存在目的」についても述べられているが、それに関しては他の人に理解できるように説明することができない……この本読んだ方が早い。
従来型の「アンバー(上意下達が徹底されている階層的組織。官僚組織や軍隊など)」「オレンジ(階層を明確に維持しつつも実力によって上昇したり下降したりインセンティブやペナルティがあったりする組織。従来の企業など)」との比較で話が進められているので、わかりやすいし掴みやすい。
まだ全部読み切れてないがこの本に出会えて良かった。
自分の得てきた知見の方向性が間違ってないんだなということが明確に書籍として表現されているのはとても安心できるし、勇気が出る。
宗教的とか言われたりしているみたいだけど、そういう感覚が今後は必要なのでしょうよ。理屈や数値ばかりでなしに。
その宗教的な感じが先述の「全体性(ホールネス)」と「存在目的」に多分に関わっているのだが(特に全体性)、うまく言えないが頭で考える・思考することを一旦やめないと捉えづらいと思う。それには訓練が必要。
というわけで訓練してきます。