アニメ作品ヴァイオレット・エヴァーガーデンのサウンドトラック集です。
作品そのものにいつの間にやらひき込まれ、最終回まで感情がこれでもかと揺さぶられ続けました。これほど魅了されるのは何故かと考えてみますと、ざっくり言えば3つ。高品質な映像の魅力、濃密に表現されるシナリオの魅力、そして情感豊かに奏でられるオーケストラ音楽の魅力。とりわけこの音楽の魅力というものがこの作品では際立っていたように思います。エヴァンコールさんのあふれ出る才能に脱帽するばかりです。
聴いているだけで情景が浮かび、心を大きく揺さぶられます。当初このアルバムを聴いたときに『まるで映画みたい』と表現して、我ながらボキャブラリーと表現力の無さに呆れるばかりでしたが、じっくり聞いていただければ言わんとする部分は伝わるかと思います。この壮大で豊かなオーケストラによる楽曲群は素晴らしく、その中のいくつかの曲は涙腺にダイレクトに直撃してきます。
アニメおよび映画作品のサウンドトラックとして、人生でもトップクラスに満足度の高い買い物となりました。