数奇な運命に翻弄された沙羅双樹と睡蓮、この二人がついに全ての宿命を乗り越えて互いの想い人と結ばれる、堂々の完結巻です。
最後の最後まで息もつかせぬ展開の連続だったので、この1巻全5話に全ての人達の結末を上手くまとめるのは難しかったのか、最後はかなり駆け足だった印象は否めません;(あと2~3話分余裕があれば、もっと多く幸せあふれる彼らの姿を見れたのにと思うと、そこが少し残念ではあります;)
ただ、古典文学を上手く現代の人が読んでも馴染むよう、そして少女漫画として魅力ある仕様に描き切ったさいとうちほ先生には感謝の気持ちでいっぱいです。全13巻、とても楽しく読ませていただきました。ありがとう、そしてお疲れさまでした!