東ロボ君のプロジェクトをされていた新井紀子氏の著作です。
よく耳にする人工知能(AI)という単語ですが、何んとなくしか理解をしていませんでした。AIが学習をするとはどういうことなのか。AIの得意な分野、不得意な分野は何なのか。などがよくわかりました。
またAIによって、現在の職種の47%が代替可能だという衝撃の仮説について、著者は楽観的な立場をとりません。実際にAIが得意とする分野においては、人間の仕事が奪われる可能性は大いにあるようです。実際にフィンテックと言って、金融(フィナンシャル)と技術(テクニック)の融合した新たな技術により、トレーダーは激減しています。
そのような中で、AIが苦手とする分野は今後も人間のすべき仕事として残ります。自らの職務スキルや子どもに身につけさせるべきスキルを、AIと競合しない方向にしなければならないと危機感を覚えました。