私の母親が車椅子で生活しています。高齢ということもありますが、人工関節を入れてまでひざを治療をするのは体に負担も大きいかと考えています。それでも自分で歩くことをやめてしまうと老化がとても進みます。この本はひざの痛みの治療に関する本をさがしているなかで、ちょっと他の本とは違うアプローチの本だと思ったのが手にするきっかけでした。自分の体の幹細胞を取り出してそれを増やして、ひざに注入するという治療方法です。まだ新しい治療だということですが、体の負担が少ないことは患者にとってはありがたいことですし、最終的には痛みだけではなく、ひざの関節症が治ることを目的にしているポイントも面白かったです。自分の細胞をつかって悪くなった部分を修復することが可能になれば、いろんなことに応用ができるのかもしれません。それでもリハビリと自己管理の大切さをなんども説明されているのが個人的にはとても納得でした。