2本の話が入っているが、前半は解決したようで解決に至ってないような気がする。
もうあの家には住めないだろうし、結局は妹が母親、姉の世話をする事になるだろう。
双方の話とも父親の存在が薄い。
前半は全く出てこないし、後半の話では体罰を加える母親に何も言わず背中しかない。
果たして父親とは何だろうか?
時に家族を強権で押さえつけ、今回の話の様に全く存在感がない。
自分を入院させた押川にこの言葉を向けられ、夜涙を流し過去に思いをはせた時、やっと期待に応えられなかった自分にも見切りがついたんだろうか?
明るく話す彼が、自分を受け入れられたんだと安堵した気持ちになった。