特攻兵のイメージは神風のあの作品が作っていたのだと気づかされた。著作でもあるが、作り手は命令を下した側だ。だからこその都合ありきの陳腐な知識を無知故に決めつけで正当な知識としていた事に衝撃を受けました。それ以外にも、多くの背景を知ることで事実がやっと冷静に捉えられました。ありきたりな美談ではないです。特攻兵といえば、この本のイメージだと思い直して欲しいくらい良作だと感じました。特攻隊って知ってる?の問いにどこまで答えられるかは、この先の日本を生きる者として重要なのかもしれない。私はついこないだまで20代だった子持ち主婦だけど、これを読むに当たって苦労は感じなかった。読みやすく解りやすく書かれているだけではなく引き込まれるリアルがありました。是非おすすめしたい。